サイズ | 幅 約20.5cm/奥行き 約16cm/高さ 約3.5cm |
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素材 | 陶器 |
目止め | 要 |
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電子レンジ | 〇 |
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オーブン | 〇 |
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直火 | × |
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食洗機 | 〇 |
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ご使用前に目止めをおすすめします
器を使用していくうちに貫入部分にコーヒーや煮汁など、色素の濃いものが入りづらくする方法です。目止め方法はこちらをご参考ください。
作家ものの器特有の表情が多く見られます
【直接貫入】焼き上げ後の素地と釉薬の収縮率の違いにより、窯出し後すぐに発生する微細なヒビのような模様
【ピンホール】素焼き後の素地に残った有機物や空気が、釉薬をかけた焼成後に小さな凹み(穴)として現れること
【鉄粉】土にもともと含まれる鉄分が、窯の中で焼かれることで酸化し、それらが黒点となって器の表面に出てくること
【経年貫入】水分を含むことで、素地が膨張しできた貫入から、食べ物や飲み物の色が入り込み、後からヒビのような模様になって現れてくる現象
【釉薬のムラ】手作業でひとつひとつ塗られているため、釉薬が垂れた釉薬溜まりなどが見られたり、全体に均一でないこと
手作りの風合いをお楽しみください
縁や底にみられる所々の凹みや、器表面に入った微細なキズや汚れは、制作過程にできてしまう、自然な現象となります。
特性について
器表面に結晶のような滲みが見られますが、焼き物特有の風合いとなりますので、ご了承ください。
洋でも和でも 食卓にしっくり馴染む、スリップウェア
長崎県波佐見町でスリップウェアを中心に作陶されている、紀窯 中川紀夫さん。
もともとイギリスでつくられていたスリップウェアの線や模様はゆるやかで、中川さん自身も線のやわらかさを意識してつくられているそうで、作品からは、歴史あるイギリス古陶の伝統的なスリップウェアの雰囲気に近い、素朴でおおらかな雰囲気を感じます。
また、どの形もシンプルで、使いやすいものが多く、器のデザインと柄がうまく相まって、なんとも言えない美しさと伝統ものの普遍的な良さというものを感じさせてくれます。
スリップウェアは、その柄に印象的なイメージがありますが、料理をのせてみると意外とうるさくなく、不思議と料理が映えます。落ち着いた色味も、料理の色味とうまくマッチし、食卓にしっくりと馴染んでくれます。
スリップウェアと言えば、電子レンジ、オーブン使用可能で、日常使いにとても重宝するうつわ。
なかでも深さもあるこちらの長方鉢は、シチューを盛ったり、汁気のある煮物を盛り付けることも。
また、一人分のオーブン料理にぴったりなサイズで、ラザニア、ドリア、グラタンなどなど、万能なうつわなのです。
柄は「クリーム 一筆模様」で、これぞスリップウェアという、独特な線の描き方とクリームの色味の柔らかいイメージが相まった、魅力溢れる作品です。

ところどころ見られる柄の滲みも、手作りならではの温かさを感じます。
同じ柄でも完全に同じ模様にはならないスリップウェア。ぜひ、自分だけの唯一無二の作品を見つけてください。