額装がデザインのはじまり
お料理を引き立てる、東峯未央さんの象嵌シリーズの長方形プレート

器の表面を自作ハンコで象って模様を作り、その部分に白泥を埋め、乾いたら余分な部分を削って仕上げていくという、こちらの象嵌シリーズ。
手間暇のかかる細かな作業を何度も踏みながら、ひとつひとつ丁寧につくりあげていらっしゃいます。

東峯さんのうつわの最大の魅力は、なんといってもその表面に描かれた様々なパターンの図柄。
ツバメといった可愛らしいモチーフや、様々な形の自作ハンコを組み合わせてつくる幾何学的なデザインの数々。
一つ新しいハンコを増やすたび、いろいろ模様が生まれ、それがたまらなく面白いとおっしゃる東峯さん。
それらを組み合わせて生まれた図柄は、まるでテキスタイルの織り図案のよう。

東峯さんの手にかかれば、可愛さの組み合わせは無限大。
伝統技法を用いて、今どきの可愛さを表現される図柄は、どれも可愛く、使い手のわたしたちをいつもわくわくさせてくれます。

写真立てや額装がデザインのはじまりとおっしゃるこちらのロングプレートは全2柄。
まわりをぐるっと囲むように象られた模様は、盛り付けたものを引き立ててくれる、そんな目でも楽しめるうつわです。

長方形型のこちらは、スコーンにジャム、パンにちょこっとスープ、カットケーキに飲み物を盛り付けて。
焼き魚のプレートとしてもおすすめ。

しっかりとした丈夫なつくりに、落ち着きのあるカラートーン、控えめな可愛らしさは、とっても心地が良く、私たちの食卓にスッと馴染みます。
ついつい手にとって毎日使いたくなる魅力がたくさんつまっています。

おはようの食卓に、こんなプレートが並んだら、1日のはじまりがとってもハッピーに過ごせそう。