優しい草花を装う輪花皿
温かな印象のアイボリーの素地に描かれた、可憐で優しい色とりどりの草花が可愛い、加藤さんの「イッチン草花シリーズ」の輪花皿。
主張しすぎず、物足りなく感じないバランスで描かれた絵付けと、なびくような柔らかなフォルムが、上品な雰囲気のプレートです。

その可愛らしい見た目で、森の宝石とも呼ばれる木いちご。
それらをイッチンで描いて、木いちごの部分は釉薬で彩色されています。
花弁を思わせる軽やかなフォルムの縁の上を、彩るように描かれた可憐で優しい草花の絵付け。
丁寧に色付けされた木いちごが、うつわの上で、実ります。

直径約16cmのサイズは、菓子皿として。
和洋どちらも合う加藤さんの作品は、ケーキや和菓子を盛り付けて。
取り皿としても。

酸化で長時間ゆっくり焼くことで、一見陶器のような温かみのある表情が見える加藤さんの作品。
実は磁器でできており、磁器の素材ならではのきめ細かい焼き上がりは、お手入れもしやすいところも嬉しいポイントです。

ふと道に咲いた小さな草花が目にとまり、気持ちが温かくなったり、癒されたり、嬉しくなったり。
加藤さんのうつわを手に取ると、そんな思いを感じることができます。

慌ただしく過ぎていく日常の中のほっとひと息つける食卓に。
時に移ろう季節を感じながら。
加藤さんのうつわは、優しく寄り添い、癒しのひと時に、気持ちがちょっと明るくなるような、彩りを与えてくれることでしょう。