細工から生まれる、幻想的で美しい世界観が魅力のお猪口
底からクラックが入った、氷のような、雪山のような、お猪口。
成型中、水の中に一瞬だけ浸けると温度差で表面だけにヒビが入り、それをまた窯の中で焼くと、ヒビが焼かれて模様になる、アイスクラックという技法を用いて制作されています。
温度管理ができていないと、そのまま割れてしまったり、綺麗な模様ができなかったりとご苦労も多いとのこと。
そんな細かな作業の中で生まれるヒビ模様は、唯一無二のもので、より神秘的で心惹かれる魅力を感じてしまうのかもしれません。
光の反射がとても美しい、幻想的なうつわです。
容量は、約80mlくらい。
夏には、冷酒以外にも濃いめに淹れた冷煎茶にもおすすめ。
少し口径の広いデザインは、お猪口として以外に、おつまみや少し副菜を盛り付けて、豆鉢としても。
アイスクラックは光があたるととても綺麗なので、夜の食卓を素敵に演出してくれます。
合わせるうつわは、陶器でも、磁器でも、木のうつわでも。
組み合わせを選ばないのが、ガラスもののいいところ。
ガラス同士の組み合わせは、凛とした雰囲気で、夏はもちろん、冬の季節にも。
是非、年中使っていただきたい組み合わせです。
日常に溶け込むガラスをコンセプトに、日々制作されている神澤さん。
「作品が自分だけの秘密の宝物になるような存在になればいいな。」とおっしゃいます。
その言葉通り、毎日使いたくなる、居心地の良い神澤さんのうつわ。
是非、遠い記憶に想いを馳せながら、手に取ってお楽しみいただけたらと思います。