サイズ | 口径 約11.5cm/高さ 約6cm |
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容量 | 約180ml |
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素材 | 陶器 |
目止め | 不要 |
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電子レンジ | × |
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オーブン | × |
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直火 | × |
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食洗機 | × |
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作家ものの器特有の表情が多く見られます
【直接貫入】焼き上げ後の素地と釉薬の収縮率の違いにより、窯出し後すぐに発生する微細なヒビのような模様
【ピンホール】素焼き後の素地に残った有機物や空気が、釉薬をかけた焼成後に小さな凹み(穴)として現れること
【鉄粉】土にもともと含まれる鉄分が、窯の中で焼かれることで酸化し、それらが黒点となって器の表面に出てくること
【経年貫入】水分を含むことで、素地が膨張しできた貫入から、食べ物や飲み物の色が入り込み、後からヒビのような模様になって現れてくる現象
【釉薬のムラ】手作業でひとつひとつ塗られているため、釉薬が垂れた釉薬溜まりなどが見られたり、全体に均一でないこと
手作りの風合いをお楽しみください
縁や底にみられる所々の凹みや、器表面に入った微細なキズや汚れは、制作過程にできてしまう、自然な現象となります。
特性について
貫入の器の方はお使いいただくうちにより色が染まっていきますので、変化を楽しんでいただけたらと思います。マットの器の方はほとんど変化はありません。水に長時間付けっぱなしの状態にしておくと高台の素地部分がカビるおそれがあるので、使い終わりはすぐに洗ってしっかり乾かすことをおすすめします。
自然の風景にも似た、優しくて温かな水色の世界
青と水色と白が混ざり合う優しいカラーのヘリンボーン。
雪に覆われた森に日差しが差したような、柔らかで温かい表情です。
こちらのニュアンスのあるうつわの景色は、マスキング技法で表現されています。
長町さんのマスキング技法は、ゴム液で模様を描き、その上から全体に呉須を塗り、ゴム液が固まってからはがすと、そこが白い線となり、呉須の模様ができるといいます。
その上からマット白釉を重ねると、藍色の呉須の上から一枚白いベールがかかったようになり、窯の熱のあたり具合によって、呉須の発色が変化します。
青の濃淡は、心地よいと思う色味に全体が落ち着くように。
焼成時間などを微調整しながら制作されています。
スープマグカップの容量は、約180ml。
マグカップよりも口径の広くて、やや浅いデザインは、具沢山のスープを入れて。
また、カフェオレボウルとして。
ミルクたっぷりのミルクティーを入れて。
小鉢として、グラノーラや、ヨーグルト、フルーツを盛ったり、サラダを取り分けしたり。
取っ手付きは、熱々の鍋ものの取り分けに、とんすいとしても活躍しそう。
万能にお使いいただきやすいデザインです。
外側の水色と内側の白の色味のコントラストが可愛い。
長町さんは、独立される前、京都にある楽焼きの窯元で茶道具を作るお仕事をされており、手に持ったときの重さや口に触れたときの感触など、「使う」ことへの心地よさを考えることは、抹茶碗をつくるときに窯元の先生からよく教わったこととおっしゃいます。
また、絵付けの表現技法は、作品の絵柄によって変えられたりと、うつわが持つ「佇む雰囲気」を大切に、とことんこだわってものづくりされている長町さん。
茶道を通じ、道具やうつわを育てることを学ばれたことが、長町さんの陶芸のルーツであるということが伺えます。
景色が映えるシンプルですっきりとした造形もまた、毎日使ううつわとして、私たちの暮らしに、温かく寄り添ってくれます。