サイズ | 口径 約9cm/高さ 約6.5cm |
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容量 | 約250ml |
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素材 | 陶器 |
目止め | 不要(撥水処理済) |
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電子レンジ | × |
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オーブン | × |
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直火 | × |
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食洗機 | × |
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作家ものの器特有の表情が多く見られます
【直接貫入】焼き上げ後の素地と釉薬の収縮率の違いにより、窯出し後すぐに発生する微細なヒビのような模様
【ピンホール】素焼き後の素地に残った有機物や空気が、釉薬をかけた焼成後に小さな凹み(穴)として現れること
【鉄粉】土にもともと含まれる鉄分が、窯の中で焼かれることで酸化し、それらが黒点となって器の表面に出てくること
【経年貫入】水分を含むことで、素地が膨張しできた貫入から、食べ物や飲み物の色が入り込み、後からヒビのような模様になって現れてくる現象
【釉薬のムラ】手作業でひとつひとつ塗られているため、釉薬が垂れた釉薬溜まりなどが見られたり、全体に均一でないこと
手作りの風合いをお楽しみください
縁や底にみられる所々の凹みや、器表面に入った微細なキズや汚れは、制作過程にできてしまう、自然な現象となります。
特性について
マットな表情のため、ツヤツヤな陶器に比べて経年変化が現れやすい器です。表面に細かい凹凸や貫入(釉薬のヒビのようなもの)があるので、使い続けていくと油や水が馴染んでいき、色味によって変化や模様が生まれていきます。陶器は土でできているため、目に見えない凹凸がたくさんあります。そこに食材が入り込むことで、変色や臭いうつりの原因になることがあります。目止めを行うことで、器の表面をコーティングする効果や、ひび割れの予防にもなりますのでぜひお試しください。
洗練された造形に、温かみを纏うマグカップ
広い口径と少し低め造形。
薄く丁寧に削られた縁。
ずっしりと安定感がありながらも、細部は繊細に仕上げられており、全体的にスッキリとしたイメージのマグカップ。
信楽の土ならではの素地の緋色が纏った、優しくて落ち着きのある色味の釉薬。
洗練された造形美でありながら、全体の雰囲気は、ふわっと柔らかく、可愛らしい。
田川さんの作品は、その釉薬の表情がとても印象的です。
釉薬がうつわの上でみせる結晶と貫入。
うっすらとのぞく緋色とキラキラと輝く釉薬の表情は、自然の景色にも似たものを感じます。
紺は月の表面のような。
緋色と合わさると緑にもみえます。
とても趣深い表情。
緋色が強くでたもの、釉薬の色ムラ、所々にピンホール、鉄粉も見られますが、うつわがみせる全ての表情が豊かで、それらからは、土ものならではの温かみを感じることができます。
容量は、約250ml
スッキリとしながらも、たっぷり容量なのも嬉しい。
安定感があるので、お仕事中に。
新聞や本を読みながら。
パソコンやお気に入りの動画を観ながら。
五寸サイズのプレートをソーサーとして組み合わせても。
同じ釉薬同士、他の釉薬の色目と合わせても可愛い。
下部の素地の緋色のグラデーションとその上を流れる釉薬とのコントラストも素敵。
スープカップとしてもおすすめです。
田川さんの洗練された造形センスと土との対話から生まれた温かみが残る雰囲気のバランスが、とても心地の良いうつわたち。
「焼き上がり後が楽しみで、窯の蓋を開けた瞬間の、やっと出会えた瞬間がすごく好き」
そうおっしゃる田川さんのその言葉に、土を愛し、作品に真摯に向き合う想いが伝わってきます。
マットな表情は、使い続けていくと油や水が馴染んでいき、色味によって変化や模様が生まれていきます。
白や薄青のうつわは、しっとりとベージュ感が増していったり。
紺やグレーのうつわは、重厚感が増すような風合いに変化します。
そんな変化も愛おしい。
私たちの暮らしと共に歩んでくれるうつわです。
【ピンホールや釉薬のはじけについて】
どの色味の釉薬にも、ピンホールと呼ばれる小さな穴や、釉薬のはじけた後が所々にみられます。
うつわの表情として、楽しんでいただけましたら幸いです。
【紺の釉薬について】
紺の釉薬の器について田川さんからお伝えごとです。
紺の釉薬には酸化銅(大まかに言うと10円玉が黒ずんだ時の黒い成分)を多めに調合しているので酸に反応しやすい釉薬になっております。
お酢やレモンに触れると白いシミができることがありますので器を使い始める時は避けて下さい。
器の経年変化が進み、艶が増してきましたらお酢など使っていただいて大丈夫です。
艶を早めに出したい、お酢など気にせずがしがし使いたい場合はオイルコーティングをするのが一番手取り早い方法です。
目止めをし、乾燥した後に香りの少ない油(うちではサラダ油が多いです)をキッチンペーパーに染み込ませ器に塗布してください。
5-10分ほど放置し油を器に染み込ませてからスポンジに洗剤をつけてしっかりと洗って完了となります。
注意点が多く申し訳ありませんが、器を育てるような感覚で使っていただけたらとても嬉しいです。