日常に特別なひとときを
丸谷さんが作品を制作する際に意識することは、「綺麗と思える線や空気を探すこと。」
ふわっとした柔らかさを纏う、マットな釉薬。
蓮の花を模した、流れるような曲線とスッとした伸びやかな造形が交互に並ぶ、愛らしい縁のデザイン。
蓮花シリーズの開き出す花のような形は、「前に進もうという人の気持ちの背中を押してくれるような、そんな明るい食卓になってくれることを願って。」との想いが込められています。

「地元金沢の景色、石川の景色が大きく反映されているように思っています。」とおっしゃる丸谷さんの釉薬。
城下町でありながら海も山もあり、冬には雪が積もり、空が淡い色をしていることが多いという金沢。
丸谷さんの優しげなうつわの色彩は、そんな景色の色彩とリンクします。
ブルー×ホワイトのバイカラーは、淡い空と海の境界線からインスピレーションを受け生まれたカラー。
食卓では、それらに食材の色彩や形が合わさり、新たな景色を作ります。

蓮花カップにスラっとした足がついた、片手の手のひらにのる可愛いサイズのコンポート。
小さい中に、心くすぐられる愛らしさがぎゅっと詰まっています。
ティータイムには、小さい焼き菓子をのせて。
思わずずっと眺めてしまう可愛さです。
また、玄関先の棚や、部屋のチェスト、リビングのカウンターの上に飾って、大切なアクセサリーや、鍵置きとして使っても。
程よい厚みと、磁器ならではの手にした時の軽さ、滑らかな手触り、お手入れのしやすさも嬉しい。
「デザインと手仕事が合わさった時、美しいデザインの精密さと手仕事でしか出てこない自然にできる面や、線の揺らぎで、静かな力強さが生まれると感じます。」とおっしゃる丸谷さん。
どちらの心地良さも合わさった丸谷さんのうつわは、わたしたちの暮らしに長く寄り添い続けてくれます。