花の香りに誘われて、蝶が遊びに来たオーバル
小さい頃、絵本に出てきた可愛い花かんむりに憧れて、夢中になって編んだ、あの日のこと。
そんな懐かしい記憶をそっと呼び起こしてくれる、石黒さんの「花かんむり」シリーズ。
その世界に新たに加わった、小さな花のうつわ「花かんむり petite」です。
石黒さんのうつわづくりは、小さなお花をつくるところから始まります。
一輪一輪が可愛らしく見えるように。
それぞれの表情を見つめながら、配置を考えたり、
形を整えたり、やさしく色を重ねたり。
小さなお花を丁寧に育てるように仕上げられるのは、作品を受け取った方と、その大切な方々へ笑顔を届けたいという想いから。
「皆さまの食卓に、花を飾るようにお使いいただけたら嬉しい」
石黒さんの作品には、そんなあたたかな想いが込められています。

さらりとしたマットな白のうつわに、艶のある釉薬で彩られた小さな花かんむり。
淡いブルーを中心に、白ややわらかなピンクの花々が、寄り添うように咲いています。
光をやさしく受け止める静かな白と、みずみずしく艶めく花々。
異なる質感が互いを引き立て合い、やわらかな白のうつわに、可憐で奥行きのある表情を生み出しています。
二つの花かんむりは、うつわの両端へ添うように取り付けられています。
縁を挟み込むタイプとは異なり、花の輪がそのままうつわへとつながったような、すっきりと軽やかなつくりです。
左右に咲く花々が、オーバルのやわらかな曲線をそっと縁取るよう。
まるでうつわが、両手に小さな花かんむりを抱えているような愛らしい佇まいです。
内側からはもちろん、横や外側から眺めても、一輪ずつ丁寧につくられた花々の立体的な表情をお楽しみいただけます。

うつわの内側には、小さな蝶と水玉が、やさしい黄色で絵付けされています。
花の香りに誘われるように、ひらひらと遊びに来た一羽の蝶。
淡い水玉とともに、やわらかな白の余白へ、軽やかで愛らしい景色を添えています。
お料理を盛り付ける前には、蝶と水玉が広がる姿を楽しんで。
食べ進めるうちに、隠れていた黄色い蝶が少しずつ姿を現す様子にも、心が弾みます。
すっきりとしたオーバルのかたちは、日々の食卓に取り入れやすく、盛り付けるものを選びません。
ケーキや焼き菓子、季節のフルーツをのせるデザートプレートとして。
朝食にはトーストやパン、卵料理を盛り付けるうつわとしてもお使いいただけます。
お食事の際には、副菜やサラダ、取り分けたおかずを盛り付ける一枚に。
前菜やチーズ、果物などを少しずつ並べれば、食卓を華やかに彩る小さな盛り合わせにもおすすめです。
お料理を盛り付けたときにも、両端に咲く花かんむりが愛らしくのぞき、いつもの一皿をやさしく引き立ててくれます。
余白を残して盛り付ければ、やわらかな白と小さな花々、黄色い蝶が、ひとつの景色を描くよう。
定番の「花かんむり」のマグカップやプレートと合わせれば、大小の花々が呼び合い、テーブルの上に小さな花畑が広がります。
花かんむりには、継ぎ目のない円を描いていることから、「永遠の幸せ」という意味も込められています。
うつわに咲く花々と、そこへ遊びに来た蝶が、何気ない食卓へ、そっと幸せを運んでくれますように。
石黒さんの作品は、ひとつひとつ繊細な手仕事によって生み出されていますが、実際に使ってみると、その丈夫さにも驚かされます。
電子レンジや家庭用食洗機を使用できるところも、忙しい毎日に嬉しいところ。
貫入の進みが気になる方は、電子レンジや食洗機のご使用をなるべくお避けください。
また、絵付けに金彩を施した作品は、電子レンジ、食洗機ともにご使用いただけませんので、ご注意ください。
定番として長くつくられているシリーズが多いのも、暮らしのなかで、その時々に少しずつ買い足していただけるようにとの想いから。
そこへ新たなシリーズを少しずつ加えながら、石黒さんは日々、作品をつくり続けていらっしゃいます。